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心理学-応用1

  • Posted by: zemb
  • 2009年5月24日 12:56

以下メモ

ア.条件刺激

無条件刺激の信号という意味をもつ刺激を条件刺激または「信号刺激」という。大脳をもたない動物にとっても少数の信号刺激が存在している。だが大脳をもつ動物にとっては信号刺激となりうるものの範囲が拡大し、さらに特徴的なことには、信号の意味が変化しうる。

パブロフ Pavlov,I.P. は条件反射学の研究過程において、犬の実験神経症 experimantal neurosis に関する重要な業績を残した。それがレスポンデント条件づけ respondent conditioning(古典的条件づけ classical conditioning)である。生体の生得的な反射として、たとえば犬の口のなかに食物がいれられると、唾液分泌が生じる。このとき食物が無条件刺激unconditional stimulus (UCS), このUCSにたいして生まれる反応を無条件反応unconditional response (UCR)という。これに対し、本来唾液分泌とは無関係の刺激、たとえばベルやサイレンの音などを犬に与えたすぐあと食物を与えることを反復すると犬は刺激音を聞いただけで唾液を分泌するようになる。このとき与えられた刺激を条件刺激 conditioned stimulus (CS), このCSにたいして新たに生まれた反応を条件反応 (CR)と呼ぶ。つまりレスポンデント条件づけの根幹は元来生体に特定の反応をおこさない中性的な刺激である条件刺激の直後、生体に特定の反応、すなわち無条件反応をおこす無条件刺激をくり返して対提示するとやがて条件刺激の提示のみの提示で生体に一定の反応、条件反応を引き起こすようになる現象を指す。

イ.軟化

軟化(なんか、英: malacia)とは病的に組織が柔らかくなることを意味する医学用語であり、他の用語と組み合わせて用いられる(主に末尾に位置し、疾病を示す場合が軟化症が用いられる)。中枢神経系は脂肪含量が多いために液化壊死を起こしやすく、その状態を指して単に軟化と呼ぶ場合もある。

ウ.明順応

明るいところでは錐体が中心になって働きます。この錐体は,網膜の中心部に多く,視力にすぐれています。明順応は暗順応にくらべてはるかに短時間ですみます。暗順応は30分~1時間かかるのに対して,明順応は40秒~1分です。

エ.キャノンとバード

キャノンとバードの実験:キャノンは情動と生理学の先駆研究を最初に行った。大脳皮質を除去された犬が"偽の怒り"(sham rage)と呼ばれる攻撃を伴わない 威嚇の表出を見せる。このことを踏まえ、猫の皮質、視床、視床下部を除去する実験を行った。 皮質、視床、視床下部の前部を除去しても偽の怒りが見られる。しかし、視床下部が全て除去されるとこの行動が見られなくなる。現在では、情動には視床下部、大脳辺縁系、網様体、大脳新皮質などが関与していると考えられている。

オ.退行現象

いつもはその年齢にふさわしい意識状態の人が、あるきっかけで、原始的・幼児的な思考状態に戻る現象。精神的なプレッシャーを受けたとき、それを解決しなくてもいい年齢の人格に行動パターンをかえている現象。幼児の場合、赤ちゃんがえり、ともいう。弟妹ができ、下の子にかまいきりの、母の注意を引きたいためにおこる。

 

カ.誘導運動

動いているものと静止しているものがあるときに,動いているものが静止して見え,静止しているものが動いているように見える現象. 
 

キ.レヴィンソン

ニューヨークのタルムード学院大学人文科学、社会科学教授。臨床心理学にも優れ、心理学研究者のアメリカ評議委員会の一員だった。退職後、名誉教授となり、ニューヨークブルックリンにある自閉症の子どものためのブルーベリー治療センターでアニマルセラピーを指導していた。40年に及ぶ優れた業績を残し、1984年没(02年8月現在)

ク.共有因子

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ケ.エリクソン

エリク・ホーンブルガー・エリクソン(Erik Homburger Erikson, 1902年6月15日 - 1994年5月12日)は、発達心理学者で、精神分析家。

エリクソンが有名な「アイデンティティ」の概念を思いついた背景には米国のオースティン・リッグス・センターにて同一性に苦しむ、境界例(Borderline)のクライエントに会っていた事が契機とされている。エリクソンは「アイデンティティ」という概念を極めて多義的、動的なものとして捉えており、複数の著作を当たっても定義が困難な非常に複雑な概念である。この事は、エリクソンがidentificationとidentityを並列し、「果たしてidentityがidentificationの総体なのか」と問うている所にも見受けられる。(青年と危機)しかし、その後、心理学のみならず社会科学やあらゆる学問分野でアイデンティティ概念が多用されている事態を受け、エリクソン自身が困惑を隠し切れなかったと語っている。

大学の学歴を持たないままに、発達心理学者として知られるに至った。その後、アメリカに移住し、エール大学、カリフォルニア大学バークレー校、ハーバード大学の教員を歴任する。発達心理学者としては、幼児の心理の研究から始め、自分の年齢が上がっていくにつれて、青年期、成人期、老年期へとその関心を移していった。エゴ・アイデンティティ(自我同一性)という概念を提唱したことで知られる。

コ.右脳

サ.高原現象

技能は練習を重ねるごとに上達する。しかし練習量とその結果であるパフォーマンス(遂行)は必ずしも単純比例ではない。いくら練習をしてもまったくパフォーマンスが上がらない段階というのはよく見受けられる。このような段階の状態のことを高原状態という。
通常、高原状態を抜けると再びパフォーマンスが上がるようになる。

シ.暗順応

暗順応(あんじゅんのう)とは、可視光量の多い環境から少ない環境へ急激に変化した場合に、時間経過とともに徐々に視力が確保される、動物の自律機能である。

ス.無条件刺激

唾液(だえき)の分泌反射をもたらす食物のように、本来、特定の反射を引き起こす力をもった刺激のこと。

セ.消去

消去とは、無条件刺激の対呈示を止めたり、強化刺激を中止したりすることにより、反応行動を低減させること。及び、その操作を消去と呼ぶ。

ソ.左脳

タ.ジェームズとランゲ

ジェームズ‐ランゲ説とは、アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズとデンマークの心理学者カール・ランゲが提唱した情動の形成過程にまつわる理論で、生理学的反応が情動経験(感情の自覚)よりも先に起こるという説です。

『心拍・血圧・呼吸などの身体の生理的変化』と『喜怒哀楽の精神の情動体験』の間に密接なつながりがあるという事は明らかなことですが、ジェームズ‐ランゲ説は『悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ』という言葉に象徴されるように常識的な情動の形成とは逆の心的過程を考えるところに特徴があります。

チ.フェヒナーの法則

フェヒナーの法則は,たぶんウェーバーの法則と同時に習ったと思いますが,精神物理学(心理物理学)のトピックスです.
精神物理学は,物理的な刺激の強さやその変化に対応した,感覚や知覚の変化,つまり両者の対応関係(関数関係)を扱う分野です.

まず,ウェーバーは,2つのおもりの重さを比べる実験で,区別(弁別)できる最小の重さの差(弁別閾)を調べました.たとえば,100グラムの標準刺激に対して,比較刺激を102グラムにしたとき,その差に初めて気づいたとしますと,このときの弁別閾の値は2グラムになります.次に,標準刺激を200グラムにすると,このときの弁別閾は2グラムではなく,4グラムになります.

このような実験から,ウェーバーは標準刺激と,弁別閾の比がほぼ一定になると考えたのです.標準刺激をS,弁別閾をΔSとすると,次の式になるということです.

ΔS/S=k  (kは,一定の数値)

この関係は,重さだけではなく,他の感覚でも成り立つとされています(ウェーバーの法則).ただし,その比(ここでは,kの値)は,感覚の種類によって変わってきます.

その後フェヒナーは,ウェーバーの法則を発展させました.どういう点を発展させたかというと,ウェーバーは物理的刺激の強さを使って,上に書いたような公式を考えたのですが,フェヒナーは,物理的刺激ではなく,それに対する感覚を用い,しかもその感覚が量として扱えると考えて,定式化したのです.

ことばで書けば,「弁別閾(上記のΔS)に相当する感覚の増加量(ΔR)は一定である」と,まずは,仮定したのです.その上で,「感覚(R)は,刺激の強さ(S)の対数に比例して変化する」という結論を導き,それを式に現すと,次の式になることを示したのです.

R=k log S (kは定数)

これが,フェヒナーの法則です.

ただし,感覚や感覚の大きさを直接測定できないと,フェヒナーの法則を実験によって確かめるのは,困難です.そのため,その後,スティーブンスの「マグニチュード推定法」や「べき法則」の研究につながったのです.

 

ツ.一般因子

テ.仮現運動

位置の少しずれた静止画像を連続して呈示して動きが見える現象

ト.ウェーバーの法則

丁度可知差異

丁度可知差異とはjust noticeable differenceの訳語です。いったん構築されたブランドを長期にわたり、その強みを守るためにパッケージや属性を少しずつ変更することを言います。ブランドの陳腐化を防ぎ、なおかつ一貫性を保つために基調となるトーンは変えずに微調整を行います。ロッテのクールミントガムは、1956年ブルーの地にペンギン、月をデザインしたパッケージで発売し、ヒットしました。その後数回デザインを変更していますが、ブルー、ペンギン、月は変えていません。デザインを変えることによって新規顧客の獲得を図ったり、従来の顧客が飽きることを防いだりし、基調を守ることによって固定顧客を維持しています。これは、日清のチキンラーメン、永谷園のお茶づけ海苔など多くのロングセラー・ブランドで行われています。
 

 

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