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社会学概論 

日ごろ、身の回りで起き、問題と感じている社会事象について200字程度で述べよ

→2009年新型インフルエンザ騒動を挙げる。2009年6月12日現在、WHOはフェーズを6に引き上げ、パンデミックを宣言した。政府の対応は、水際作戦と称して空港での隔離措置、機内検疫を実施し、メディアは過剰に恐怖を煽った結果、人はパニックに陥り、薬局・コンビニではマスクの売り切れ店が続出した。私が問題と感じるのは、インターネット上や地域のコミュニティにおける感染者に対する誹謗中傷である。たとえ感染を防ぐ目的であっても、いわれのない誹謗中傷、差別的な言動は決して許されるものではない。(242文字)

 

2009年新型インフルエンザ騒動を挙げる。2009年6月12日現在、WHOはフェーズを6に引き上げ、パンデミックを宣言した。政府は、強毒性の鳥インフルエンザを想定した水際作戦と称して空港での隔離措置、機内検疫を実施する。メディアは過剰に恐怖を煽る結果、人はパニックに陥り、マスクが飛ぶように売れ、薬局・コンビニでは売り切れ店が続出し、イベントは中止となっている。問題と感じているのは、感染者がまるで殺人でも犯したかのように扱わわれることである。インターネットの掲示板では感染者に対する誹謗中傷が書き込まれている事実がある。たとえ感染を防ぐ目的があっても、いわれのない誹謗中傷、差別的な言動は決して許されるものではない。

 

カナダでの研修から成田空港に帰国した高校生や教師の四人から新型インフルエンザ感染が見つかった。四人は感染症指定医療機関に強制入院させられ、また同行した高校生や、旅客機で近くにすわっていた乗客、乗員など四九人が、"一〇日間の停留措置"として空港近くのビジネスホテルに隔離

 

 

2009年新型インフルエンザとは、A型インフルエンザウイルスのH1N1亜型に属する、新たにヒト―ヒト間の伝染能力を有するようになったウイルス[1]による感染症。遅くとも2009年3月頃より[2]、ヒトへの感染が世界各地で起きている。日本では、確認当初は豚インフルエンザと呼ばれた[1]。感染症予防法第6条第7項の「新型インフルエンザ等感染症」の一つとして規定する「新型インフルエンザ」に該当する感染症である。

2009年6月12日0時 現在、世界保健機関(WHO)は世界的大流行(パンデミック)を宣言しフェーズを6に引き上げた。

 

さて、そもそも、今の政府などの対応は、強毒性の鳥インフルエンザを想定したもので、それを今回の新型インフルエンザにそっくり当てはめること自体、違和感があります。
国内第一号の子は、"たまたま検査したら、そうだった"ということで、周りには同じような症状の人たちがたくさんいて、皆自然に治っています。
勿論未知のウィルスですから、油断は禁物ですが、たいていが軽い症状で済んでいるわけですから、その中には全くインフルエンザだとも思わないで、終わった人もたくさんいると考えられます。
ということは、新型インフルエンザのウィルスはもう普通のインフルエンザと同じように、日本国内どこにでもあると考えられるのですから、日常生活の中で、ひとりひとりが感染を予防し、健康を管理することが必要だと思います。

やれ、パンデミックに備えて食料備蓄だとか、マスクが売り切れだとか、マスコミがあおりすぎているように思えてなりません。
マスクさえつけていれば、OKみたいに思っている人も多く、今日も買い物に行った先々で、マスクはしているけど、口だけ覆っている人、顎につけている人を多く見かけました。
それによって本当に必要な人、つまり今せきが出ている人、インフルエンザ様の症状がある人がマスクを手にいれたくても、売っていない、という事態を招いています。

保育園を含めてこのあたりの殆どの学校などは一斉に休園、休校になってしまいましたが、看護師や医師の中にはは子供を預かってもらえないために、ただでさえ人手不足の中、出勤できなくなっている人も少なからずいます。

マスコミの過剰反応、政府の柔軟性のない対応によって身近に起こっている例を紹介します。

例1 「こどもの鼻がちょっとでている状態で、今回の報道を見て、新型インフルエンザだったら大変と思い、あわてて近所の医院に行ったけど、何ともなかったわ。」

もし新型インフルエンザだったら、この病院は、今の政府の方針だったらこのあとしばらく休診になってしまいます。
本来新型インフルエンザが疑われる場合は、まずは発熱相談センターに電話して、それから発熱外来を受診することになっていますが、実際にはこの例のように、不安をあおられて直接医院、病院に行く人が多数います。
この時期に、あちこちの医院、病院が、休診になってしまったらどうなるでしょうか?
また、ちゃんと発熱相談センターに電話する場合でも、あまりにマスコミがあおるので、ちょっとでも風邪のような症状があったり、感染している人の周りにいた人が、相談に殺到して、本当に必要な人が相談しようとしても、いっぱいになっています。

例2「軽いインフルエンザ様症状だけど、もう殆ど治りかけているので、今から受診して、新型インフルエンザと確定してしまったら、マスコミにはまるで殺人でも犯したかのように扱われるし、自分や自分の周りの多くの人たちが今から一週間も隔離されるのはたまらないからこのまま自然に治そう」
新型インフルエンザは今のとこと殆どが症状が軽いようですが、そこは新しいウィルスなので、油断は禁物で、適切な治療は受けるべきです。でも今の状況では、この例2の様に考える人がいても仕方のない状況です。
かかった可能性のある人が、普通に診察、治療を受ける機会をマスコミや、政府の極端な対応が奪っています。

高校の周りを取り囲む報道陣たちを見ていると、病気に対する偏見などの過去の教訓は何も生かされていないことを痛感します。

生活を考えず一方的な拘束も
 九日以降、カナダでの研修から成田空港に帰国した高校生や教師の四人から新型インフルエンザ感染が見つかった。四人は感染症指定医療機関に強制入院させられ、また同行した高校生や、旅客機で近くにすわっていた乗客、乗員など四九人が、"一〇日間の停留措置"として空港近くのビジネスホテルに隔離された。

弱毒性なのに異常な騒ぎ方
 四九人は、一人一部屋ずつとじこめられ、朝、防護服に身をかためた医師らの診察をうけたあとは、食事などのとき以外は、室外にもでられない。食事も大部屋で三㍍ほどはなれたテーブルに一人ずつすわらされる。医師以外とはいっさい面会禁止である。ホテルはその階が封鎖された。だまって外にでたり、診断に虚偽の返答をすれば、検疫法によって「懲役一年以下、または罰金一〇〇万円以下の懲罰」が課されるという。刑務所にほうりこまれているのとまったくかわりない。

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