- 2009年5月10日 09:20
- 現代の経営学
・企業とは、「財やサービスの提供を主目的としてつくられた、人的・物的・金銭的・情報的資源の集合体で、組織的にマネジメント活動と作業行動が展開されるもの」である。(13ページ)
・マネジメント活動とは、計画し、組織し、指揮し、調整し、統制することである。(ファヨール)
・企業の成長を組織的にみると、一方で研究開発、製造、マーケティング、人事、財務といった部門化の形で横に広がり、他方で階層化という形で縦に伸びていく。
・企業の成長とともに、組織の階層化が進み、マネジメント活動も分化される。一般的にマネジメントは、階層の上位からトップ・マネジメント、ミドル・マネジメント、ロワーマネジメントに分類される。
・トップマネジメントは、企業の存続と関わる経営戦略及び将来の望ましい会社像を描く企業のビジョンや経営理念を定めるといった重要な役割を持っている。(18ページ)
・ポーターは、企業活動を価値の創出に直接関係する主活動とそれを助ける働きをする支援活動に分類している。この価値の創出過程をバリューチェーン(価値連鎖)とみなしている。
・企業は、株主や、消費者、従業員、金融機関、地域社会といったステークホルダーと呼ばれる集団と密接な関係を持っている。
・企業が大規模化すると、経営者の権力が強大になり、法律違反や、倫理観の喪失、私利私欲のみ追求するといった経営者支配に陥りやすくなる。
・経営者権力の増大[経営者支配]などから発生する企業の反社会的行動をけん制する観点から
コーポレートガバナンスが展開されている。
・ 現代の経営学はテイラーの課業管理を重視する科学的管理法とメイヨーらに代表される人間関係論によって確立された。それらはその後の動機付け理論、衛生理論などの理論の基礎となった。
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